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第15回秋田県ペースメーカ勉強会 終了報告

5月25日土曜日に第15回秋田県ペースメーカ勉強会を開催しました。

内容は
午前中は日本ライフラインの長峰岳英先生より電磁干渉についてご講演頂きました。
午前 第1部「電磁干渉発生のメカニズム」
座長:永田旭
演者:長峰岳英
電界・磁界・電磁波など工学的な内容に加えて、そういった状況がCIEDsに対してどのような影響を与えるかをお話し頂きました。

午前 第2部「電磁干渉の実際と注意点および対策」
座長:大山幸男
演者:長峰岳英
第1部の内容に加えて、家庭環境や医療現場など電磁干渉を考慮する状況や対策などをお話し頂きました。

電磁干渉に関してはおそらく苦手な方が多いかと思います。そういった意味では内容は少し難しかったと思いますが、第1部・第2部を合わせた内容で電磁干渉の理解ができてくるのではないかと思いました。

午後からは特別講演としまして中島博先生にリード構造についてお話しいただきました。

特別講演「リード構造 〜知られざる世界~ 構造から見えて来るもの」
座長:進藤勇人
演者:中島博
ペーシングリード・除細動リードの構造についてお話し頂きました。リードは様々構造をしており、電線部分の構造から外装に使われている素材も様々な材質や技術が用いられています。その構造がもたらすメリット・デメリットついての内容もあり非常に興味深く聞かせて頂きました。
また、マイクロスコープを使用してリード構造を目視できたことは非常に良い経験になりました。

特別企画「豚心臓を用いた解剖理解」
座長 :佐藤賢行
講師:中島博
秋田ペースメーカ勉強会の特別企画として豚心臓を使用して心臓構造を理解してもらう企画を行いました。各テーブルで心臓を解剖しながら楽しく心臓の構造を理解できたと思います。

最後に
秋田県ペースメーカ勉強会に参加された皆様の臨床業務に少しでも役立つ勉強会であっていただければ幸いと思っています。この勉強会は秋田県臨床工学技士会で毎年行っている勉強会です。次回のテーマなどのご希望などありましたら技士会事務局にご要望ください。

参加された皆様・スタッフとして参加していただいた方々・共催の日本ライフライン様に感謝を申し上げます。
(文責 進藤勇人)
第34回日本臨床工学会