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不整脈スキルアップセミナー ExtraEdition 福島秋田JointEvent 終了報告

企画担当者からの終了報告と、参加会員の感想を掲載しております。

終了報告 

企画担当 進藤勇人

2025年4月12日に福島秋田合同企画の不整脈スキルアップセミナーを福島県の星総合病院ポラリス看護学院を配信会場としてハイブリッド開催で行いました。

メーカセッション・Yボード企画・ケースディスカッションの3部構成で行いました

1部「リードレスペースメーカ最新事情」

リードレスペースメーカの植込みやフォローアップ、DDD動作についてなどの内容であり実際に植込みされていない施設でも情報としては有用な内容だと思いました。

2部Yボード企画「若手CEのためのCIEDs座談会 ~他施設紹介&本音トーーク〜」

題名の通り、若手の率直な意見を聞けたと思います。発表が初めての方々もいましたが皆さん堂々と発表されてたと思います。

秋田県からは秋田赤十字病院の清水さんと能代厚生医療センターの柳谷さんが演者として登壇しました。清水さんからはEMI対応でのトラブルについて内容を、柳谷さんは除細動デバイスと遠隔モニタリングについての内容で講演いただきました。柳谷さんは初めての発表と言っていましたがスライドの構成やプレゼンテーションも含め素晴らしかったと思います。

3部ケースディスカッション「共有したい・聞いてみたい‼ 症例や体験」

このセッションでは症例や取り組みを発表していただき、ディスカッションを行いました。秋田県からは雄勝中央病院の坂田さんと市立秋田総合病院の渋谷さんが演者として登壇しました。坂田さんは環境調査に関する内容で渋谷さんは心電図から判断するプロセスについてご講演いただきました。渋谷さんのプロセスは心電図からデバイス動作を考えた場合、みなさんが陥りやすいケースでもあると思いました。

会全体としては、Web環境に苦戦しWeb視聴していた方々にお見苦しい点も多々あったかと思いますが、そういったトラブルがあったおかげて会場では、なごやかな雰囲気となったと思います。

福島との合同開催は初めてでありましたが、福島県よりまたやりましょう。他の分野でもやってみたいとの声をいただきました。

今後もこういった活動を前向きに考え行っていきたいと思います。

参加していただいた皆様、ご登壇いただきた方々ご協力ありがとうございました。


「不整脈スキルアップセミナーに参加して」

能代厚生医療センター 臨床工学科 柳谷 愛楓 会員

 4月12日に福島県郡山市で開催された不整脈スキルアップセミナーに参加し、私はYボード企画の「若手CEのためのCIEDs座談会」にて、施設紹介とCIEDsに関する悩みなどを発表させていただきました。他院の方々の発表は分かりやすく、ユニークで興味をひくものばかりでした。様々な施設の悩みを聞いて、業務の取り組みを見つめ直すきっかけになりました。また、発表内容だけでなく、資料作成についても勉強になり、初めての演題発表で不安と緊張でいっぱいでしたが、貴重な経験をさせていただきました。

またケースディスカッションを拝見し、環境調査について初めて知り、医師やメーカーの方と調査に伺う重要性を学ばせていただきました。患者さん自身だけでなく、ご家族や職場の方など周りにいる方々の不安も払拭できる取り組みは素晴らしいと感じました。またノイズリバージョンについて丁寧に教えていただき、PMIのPace on Tの症例は経験がありませんでしたが、今後このような症例が起きた際に活かしたいです。

懇親会では、県内の技士の方々と仕事の話やプライベートの話もすることができ、交流を深められる貴重な時間でした。福島県の技士の方々も温かく迎えてくださり、歳の近い先輩方とも色々なお話ができ、とても楽しかったです。

スキルアップのためにはCIEDsに興味をもつことが大事ということや、1人1人の患者さんを大事に丁寧にみていくとどんどん成長する、と発表の際にご教示いただきました。今回のセミナーを通して内容についていけなかった未熟さを痛感しましたが、CIEDsへとても興味をもちました。また、スキルアップセミナー後からは1回毎のチェックを細かく見るように心がけています。今後も勉強会やセミナーなどに参加し、さらにCIEDsを好きになれるように知識を深めたいと思います。