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第7回秋⽥⼭形Y・ボードセッション 終了報告

担当理事他、参加していただいた会員からも感想をいただいております。


秋田県Yボード担当 永田旭

2024年11月30日(土)~12月1日(日)、⿃海温泉 遊楽⾥において「第7回秋⽥⼭
形Y・ボードセッション」を開催しました。
今回は山形県が幹事となっておりました。6年ぶりの開催と期間が開きYボード委員
が入れ替わり、準備段階の予算策定、プログラム作成、座長・演者の依頼など不慣れ
なために滞り、私もできる限り協力したものの当初予定しておりました8月に開催でき
る状況に無く、延期を与儀なくされました。参加予定としてくださっていた方々には
、大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
 集客につきましては総勢40名の参加を頂きました。宿泊22名、日帰り参加18名、そ
のうち秋田からは参加者20名(宿泊14名、日帰り参加6名)と例年に比べ(前回参加総
数63名、うち宿泊45名)非常に少なく、全体的に物静かな印象を受けました。コロナ
明けという影響もあるかとは思いますが、今後の開催形式(秋田県単独開催)やプロ
グラム内容など大幅に見直す必要性を感じました。
 日本光電、日本ライフライン、メディキットの3社に共催を依頼し、人工呼吸器、ペ
ースメーカー、透析について若手CEが理解しておくべき内容を盛り込みました。特に
シャントエコーのハンズオンセミナーでは、実際の業務にすぐに活かせる内容となっ
ていたため、非常に良かったという声が多く聞かれました。
そしてご発表頂いた演者の方々、ご協力頂きましたスタッフの皆様、共催いただい
たメーカー3社の方々には心より感謝申し上げます。


秋田県立循環器・脳脊髄センター 臨床工学部 鈴木優介 会員

2024年11月30日から12月1日にかけて、山形県遊佐町の鳥海温泉「湯楽里」にて開催さ
れた秋田・山形Yボードセッションに参加しました。本セッションは秋田県と山形県の40
歳未満の臨床工学技士が技能向上や学習を目的に集う場として企画されており、今回の参
加を通じて多くの学びと交流を得ることが出来ました。
会場である「湯楽里」には当初私の自家用車に他の秋田市メンバー数名を乗せ向かう予
定でしたが途中でタイヤのパンクが発覚するというトラブルに見舞われ急遽後輩(安宅駿)
に応援を要請する事態となりました。後輩がすぐに車を出し、駆け付けてくれたため会場
まで無事に到着することはできましたが、秋田Y・ボード担当である永田さんを含む他の病
院の方々にまで遅刻をさせてしまうという大失態となってしまい、日頃のカーメンテナン
スの重要性と後輩へのありがたみを開始早々より学習することとなりました。
初日は「各病院業務紹介」や「人工呼吸器の種類と使い分け」、「ペースメーカー遠隔
モニタリング」など日常業務と直結するテーマが取り上げられました。特にペースメーカ
ー遠隔モニタリングついてのセッションでは、遠隔データの取り扱いや多職種との共有方
法、また各職種の役割分担について詳しく解説されており、大変参考になりました。これ
らは当院ではまだ十分に整備されていない分野であり、今後ぜひ取り入れさせて頂きたい
と思いました。
 初日のセッション終了後に開催された懇親会では、普段接点のない山形県の技士の方々
とじっくり話す機会が得られました。おいしい料理やお酒を楽しみながら、業務上の悩み
や恋愛の悩み、また男女の駆け引きや非常に実践的な技術に関わるお話を山形の技士さん
から教えていただき早速自施設に持ち帰り、共有と実践をしていきたいと思いました。そ
して後半戦、当技士会員の口から血を吐くパフォーマンスは驚きとざわめきを巻き起こし
、この懇親会をさらに忘れられないものとしてくれました。この交流が今後の仕事や日常
生活において新しい視点をもたらしてくれると確信しております。
2日目の講演ではさらに専門的なテーマが多く扱われました。「内視鏡業務」や「ICU業
務」、「体外循環デバイス(ImpellaやVAD、IABP、ECMO)」といったセッションは私たちの
業務をより深く理解するうえで非常に役立つ内容でした。また同日には別会場にて「エコ
ー下穿刺ハンズオンセミナー」も行われておりました。ハンズオンセミナーに参加できな
かったことは非常に残念ですが、二日間にわたって行われた今回のセッションを通じて多
くの新しい知識と交流を得ることができました。県を超えた技士同士の交流は、自分の業
務を客観的に見直す機会にもなり、地域ごとの特性や課題を知る上でも非常に有用であっ
たと思います。今回得た学びを現場で活かし、技能向上を図るとともに、秋田・山形間の
連携をさらに深めていきたいと感じています。今回Yボードセッションの運営を担当され
た皆様には心より感謝申し上げます。貴重な機会をいただきありがとうございました。


平鹿総合病院 小山田 広美 会員

11月30日〜12月1日に山形県の鳥海温泉遊楽里を会場に行われた、第7回秋田山形Yボード
セッションに参加しました。
前回は不慣れな演者としての参加であったうえに、知り合いも少ない状況であったため、
非常に緊張して参加しました。それでも参加者と勉強会や懇親会での交流を通して徐々に
緊張も和らいでいき、帰る頃には非常に充実した体験であったことが思い出され、今回も
楽しみにしておりました。
今回も内容が充実しており「みたい・ききたい・知りたい・教えて!あなたの業務」では
、カテーテル業務での術野介助・手術室でのスコープオペレータなど経験の少ない分野の
内容もあり興味深く聴講させていただきました。スコープオペレータに関しては、まだ関
わり始めたばかりの業務であり今後の参考になりました。また透析の分野で、開始前にラ
ジオ体操を行う取り組みは非常にユニークであり、機会があれば取り入れていきたいと思
いました。一般演題も面白い内容が多く、体重増加とナトリウムの関係は興味深く塩分制
限の患者指導を再認識する機会になりました。自動返血移行機能の分析結果は導入を考え
たくなる発表でした。2日目はエコー下穿刺のハンズオンに参加しました。実際にエコー
下穿刺は難しかったですが、血管走行を把握しやすくするフォーカスやレンジなどの調整
のコツを知ることでき有意義な内容でした。
2日間に渡る勉強会・懇親会などで参加者との交流を通じ前回同様、充実し楽しい時間と
なりました。近い年代の交流と情報交換はとても刺激になり、様々な知識を知ることがで
き、さらに深めることもできました。このような貴重な機会を企画・運営していただいた
関係者に感謝します。