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第 7 回 秋田県補助循環セミナー 終了報告

2024年11月16日(土)、「第7回補助循環セミナー」を開催しました。今回は気分を新たに市立秋田総合病院5階講堂を会場としました。テーマを「MCSの本質を理解する」とし、演者の皆さんにはこちらからテーマを指定、様々な内容を盛り込みながら各項目を基礎から深く掘り下げるスタイルに変更しました。

今回も数多くの症例を経験されており、当県ご出身の東北医科薬科大学病院 臨床工学部 清水裕也先生をお呼びし、MCS管理の実際についてご講演頂きました。県内各施設から過去最多の総勢75名の多職種の方々にご参加頂き、多くの質問が飛び交うなど大盛況のうちに終了しました。

プログラム内容としては、ECMOセッションでは構成部品(人工肺/遠心ポンプ/カニューレ)、回路内圧モニタリング、デバイス連関(急性血液浄化・人工呼吸器)、IABPセッションでは内部構造、適切な動作、トラブルシューティング、その他ではNIRS、循環器救急、心エコー、循環動態などについて大変わかりやすくまとめて頂きました。

清水先生からは「私の経験したECMOの実際」と題し、遊離ヘモグロビン測定、血液粘弾性検査などCE側での日常管理や各種論文まで噛み砕いて解説頂きました。

デバイスや知識は日々進化しています。数々のセミナー・学会で聞いてきた内容を還元していきます。参加者の皆さんにとって臨床の場で必ず役立つ内容を発信していきますので、今後とも多くのご参加をお願いします。

そしてご講演頂いた講師の先生方、ご協力頂きましたスタッフの皆様、共催いただいたメーカー7社の方々には心より感謝申し上げます。

(文責 永田旭)