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臨床工学技士の世界 ~いのちのエンジニア~ 終了報告

2025年10月25日(土)に秋田OPAにて「臨床工学技士の世界~いのちを支えるエンジニア~」の臨床工学技士の認知度向上や職業紹介、医療従事者の相互理解などを目的とし、2年ぶりに開催しました。同様のイベントを以前はイオンモール秋田にて開催していましたが、今回は中高生などの進路を考える年代にフォーカスを当て、秋田駅前の秋田OPAでの開催となりました。秋晴れの天候にも恵まれ、多数の方々に訪れていただき、盛況のうちに終了することができました。

後援に東北文化学園大学より相澤先生にお越しいただき、臨床工学技士を養成する学科の広報や大学名の知名度向上、進路相談など将来、臨床工学技士を目指すきっかけになるようなブースを準備しました。

医療機器展示としまして、ECMOと人工呼吸器を展示したICUを模擬したブースでは近年、話題になっているECMOや人工呼吸器の働き方を説明し、一般の方への理解度を深める機会になったと思います。

透析装置のブースでは、透析の原理を理解してもらうためコーヒー牛乳からコーヒーの成分を抽出する実演や、IN BODYを準備して、実際に体成分分析をしていただくコーナーを準備しました。

毎回、子供たちに人気の内視鏡を使ったお菓子つかみ取り体験のブースには親子連れの方々がたくさん訪れて、見慣れない内視鏡下での操作に四苦八苦しながらも、とても真剣にかつ楽しそうに体験していました。

不整脈デバイスブースでは、普段は植え込んでいて見ることのできない本物のペースメーカーなどの植込み型デバイスを展示して、訪れた方は手に取って、実際の大きさや機能に関心を持って、説明を聞いていました。

AEDのブースではAEDの使い方や、心臓マッサージなど、万が一に備えた救命についてのレクチャーを聞きながら、参加した方々は訓練に集中していました。

最後に、商業施設でのイベントを運営するためには、たくさんの方々のお力添えが必要であり、イベントの運営や運搬、当日のティッシュ配布をはじめ、ブースでの対応等々、朝から夕方まで協力していただいた会員の皆様にはこの場を借りて、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。今回のイベントを機会に一般の方々に臨床工学技士を知ってもらい、興味を持ってもらえるとよいと切に願います。

文責)渋谷良平