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第16回秋田県ペースメーカ勉強会 終了報告

令和7年6月28日に秋田県循環器・脳脊髄センター講堂を会場に第16回秋田県ペースメーカ勉強会を行いました。

第1部

座長:永田旭 (中通総合病院)

演者:長峰岳英(日本ライフライン株式会社 不整脈営業推進部)

「ペースメーカのアルゴリズムを学ぶ 

 ~心室ペーシング最少化機能とPMT防止・停止機能~」

長峰先生には近年のCIEDsデバイスには当たり前になった心室ペーシング最小化機能とPMT(ペースメーカ起因性頻拍)についての内容で、心室ペーシング最小化機能に関してはなぜその昨日が必要なのか?使用上の注意に関してなど、PMTに関しては要因やCIEDsの防止機能に加えて、停止機能およびその診断が正しいか?の判別方法などについてお話しいただきました。

第2部

座長:大久保範子(秋田赤十字病院)

演者:脇田亜由美(一宮市立市民病院)

「見逃さない!ここまでわかる!遠隔モニタリング」 

脇田先生には、遠隔モニタリングのデータの見方、それを見逃さないコツについて症例を交えながらお話しいただきました。一宮市立市民病院でSOPなど参考になる内容も多かったと思います。また、近年話題の遠隔モニタリングデータから見る心不全について、その介入についても触れていただきました。

第3部

座長:進藤勇人(平鹿総合病院)

演者:中島博 (千葉西総合病院不整脈センター顧問)

「どうして 私は リードに興味を持ち続けているのか?」

中島先生には昨年に引き続きペーシング・除細動リードについての内容でお話しいただきました。CIEDsについて考える時にどうしても本体の機能などに目が行きがちですがリードも非常に重要な植込みデバイスであることを再認識させられました。

特別企画

司会:大山幸男(秋田赤十字病院)

講師:中島博 (千葉西総合病院不整脈センター顧問)

Wetlab「豚心臓を用いた解剖理解」

恒例の豚心臓を利用したWetLabを行いました。臨床工学技士だけでなく医師・看護師・検査技師など他職種に参加していただき、わいわいと楽しく心臓解剖について学べたかと思います。

最後に

秋田県ペースメーカ勉強会に参加された皆様の臨床業務に少しでも役立つ勉強会であっていただければ幸いと思っています。この勉強会は秋田県臨床工学技士会で毎年行っている勉強会です。次回のテーマなどのご希望などありましたら技士会事務局にご要望ください。

参加された皆様・スタッフとして参加していただいた方々・共催の日本ライフライン様に感謝を申し上げます。

(文責 進藤勇人)