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第31回秋田県臨床工学研究会 終了報告

2023年10月15日秋田赤十字病院多目的ホールにて、第31回秋田県臨床工学研究会を開催しました。いろいろな分野の一般演題を6題発表いただき、多数の質疑応答がありました。その後、特別講演として山形大学医学部附属病院中村圭佑先生に全国的に業務として取り入れられてきている麻酔アシスタント業務についてお話しいただきました。講演を拝聴し、麻酔導入前の準備から手術中の管理、手術終了までと幅広く携わっていることを知りました。県内でこの業務を行ってる施設はないものの、今後は携わる技士も増えてくるだろうと思いました。なお、この業務を行う上で麻酔導入時の血管確保や手術中のシリンジポンプ・輸液ポンプでの麻酔薬の管理などにおいて告示研修の受講は必須であることも知りました。
次に日本臨床工学技士会常任理事の石塚后彦先生から北海道・東北ブロックにおける告示研修の現状について、受講の必要性や秋田県の受講状況をお話いただきました。さらに告示研修に関して、石塚先生、中村先生にも参加していただき、ラウンドテーブル・ディスカッションを行いました。ディスカッションでは、ディスカッサントの方々から施設での受講費支弁の有無、受講する予定があるか、開催地に関する問題点などの意見をいただき、講師の先生方とフロアの方々とで活発な意見交換ができました。今回の告示研修に関する意見は、当会としても考えていかなければならない課題なので、今後会員の皆様の受講が少しでもしやすい環境を整えていくように努力していきたいと思います。
今回の研究会のご参加いいただいた皆様、共催いただいたメーカーの皆様、本当にありがとうございました。
(文責 大山幸男)
第34回日本臨床工学会