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第19回心電図セミナー 終了報告

19回目となる「秋田県心電図セミナー」を「心電図モニターを上手に見る」と題して秋田県立循環器・脳脊椎センターとWEB(ZOOMウェビナー)のハイブリット開催の形で開催致しました。
 昨年に引き続き、コロナ感染の状況を鑑みてのウェビナー形式開催となり、設備の準備、PIETIXでの参加申し込みでしたが、大山事務局長、加賀谷さんによるスムーズウェビナー準備のおかげもかいあって、参加者84名(運営スタッフ含)と昨年より20名程多く、大盛況に幕を閉じることができました。これも偏に理事長、事務局長はじめ技士会スタッフが一丸となって開催への準備に邁進し成功への熱い情熱を持ったお陰と感謝申し上げます。
講師に市立秋田総合病院循環器科の阿部芳久先生をお迎えして、例年通り午前、午後の部の2幕でご講演を頂戴いたしました。「心電図モニターを上手に見る」を目標テーマとし、これから循環器病棟へ勤務される看護師の方々、これからカテーテル室で勤務される技士の方々には目から鱗となる内容であり、主催者冥利に尽きる時間でありました。
 昨年の「心電図から理解する虚血性心疾患」を受講し、さらに今年度の「心電図モニターを上手に見る」を受講すれば、循環器病棟では困ることはないくらいの内容であり、毎年聴講することで幅の広い知識を持つことができる流れとなっていました。今年もまた、阿部先生の策略?とも受け取れる流れで非常に面白く聴講させていただくことができました。
 特に印象に残ったのは、「変行伝導 アベラント」という用語でした。Wide QRS(0.12S<)なのにPAC?なぜ?と全く理解できませんでしたが、確かにP波があるのに、PVCみたいな波形がある時があるなとは思っていました。阿部先生のご解説により、喉のつっかかりが取れた気持ちになりました。参加された皆様は、テキスト後半の問題は既に解かれたでしょうか?毎日1問づつでも良いので是非、取り組まれて頂きたい問題ばかりです!
この場をおかりし、当セミナーにご尽力いただきました秋田県臨床工学技士会スタッフの方々並びにウェビナー開催への理解をしていただきました会員の皆様に深く感謝を申し上げます。

(文責 田中雅徳)

阿部芳久先生
第34回日本臨床工学会